嶽本 野ばら

定価: ¥ 530
販売価格: ¥ 530
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発売日: 2001-03
発売元: 文藝春秋
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乙女にまつわる哲学書
作家を語るのには的はずれな言葉かもしれないが、この人は頭がよすぎる。本書は「乙女が乙女たるゆえん」を説明したエッセイだが、この人は乙女のファクターをひとつひとつ紐解いていき、通常なら説明困難なそれらのことを詳細に砕いて論ずるのである。“乙女とその思考の関係性”とでも言うような形而上学的なこと(乙女の道徳の在り方…「美しき道徳」より/なぜ乙女は努力より根性を選ばねばならないのか…「努力と根性」より/絶対差別の称讃性…「皇室礼讃」より/乙女がホモセクシャルに憧れる理由…「乙女と性欲」より/乙女にとっての死とは…「博物館とお葬式」より、等)も、彼にかかれば明快なものである。無粋なこと、そうでないことを理解し嗅ぎ分けられるようになるには、本書を読めばよい。
ちなみに、それら形而上学的な論の中で、非常に納得し、感嘆させられたのは「エ○メスは悪趣味。蹄鉄柄なんて、パンクスでもあるまいし」といった項(「元旦の君は髑髏の大振袖」)や、「元々制服とは生徒を格好悪く見せようと作られたものなのだから、学生時代はダサい格好を極めるべし」といった項(「春の初めの乙女のコートは」)など。すげぇ。「皇室は絶対的存在。開かれた皇室なんて必要ない」と言い切ったのには、いやー、参った参った。
おもしろい!
短い短編を集めた本です。
「乙女になるために」なんてタイトルなんだから難しいこと書いてるに決まってるって勝手に思ってたのですが・・・
読み始めたら3時間ほどで読み終わりました。
書き方に飽きがこないのです!!
読み終わってからもう何ヶ月も経つのですが、
忘れられないフレーズがいくつもあります。
初っ端から「友達なんていらないっ!」と言い切る野ばら氏ですが。
文章の最後に「僕だってテレビと観葉植物がお友達」なんて書いています。
思わず「なんなんでしょう、この筆者は・・・」と意外とのめりこんでいくのです。
決して難しくは無いんです。
読み終わった後に自然と女の子らしくなれるような本だと思います。
野ばら氏の原点
最近ではすっかりメジャーになってしまい、作品自体も洗練されて(悪く申せばつまらなくなって)しまった野ばら氏ですが、本当の氏の姿はこの著作で窺うことが出来ます。偏執狂的批判のロマネスクとでも申しませうか(笑)、表面だけを読んでも乙女の参考書として充分にお勉強になりますょ。

